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[動画版] 男性不妊治療症例/「検査の結果は無精子症」精子を諦めず治療に踏み出した20代男性の成功事例
こんにちは、メンズファーティリティクリニックの理事長 市岡です。
男性不妊治療を必要とされる方の中には、妊活に行き詰まり「自分に原因があるのでは」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
当院ではそういった方々が一歩踏み出せるよう、専門的な診療と的確な治療を提供しています。
今回ご紹介する症例では、不妊クリニックの検査で無精子症と診断され、「何とか精子を見つけたい」と強い思いで当院を受診された20代男性のケースです。同じような悩みをお持ちの方々にとって少しでも参考になれば幸いです。
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症例の正確性と透明性を保つため、以下の表に詳細をまとめました。
| 通院時年齢 | 20代 |
| 性別 | 男性 |
| 通院目的 | 不妊クリニックで無精子症と診断され、「自分の精子を見つけたい」と強く希望され当院を紹介受診 |
| 治療内容 | 顕微鏡下精巣精子採取術(micro-TESE)を実施しました。顕微鏡で精巣内を観察し、精子を作っている部位を見つけて採取する手術で、非閉塞性無精子症の方に行われます。 |
| 治療期間・回数 | 約3か月/計5回(術前・術後を含む) |
| 費用 | 健康保険自己負担 約150,000円/選定療養費(自費)99,000円 |
| リスク・副作用 | 術後に痛みを感じることがあります。また、まれにホルモンの変化によりテストステロン値が低下し、一時的に性腺機能が低下する場合があります。多くは経過とともに回復することが期待されますが、個人差があります。 |
| 治療結果 | 右精巣からの精子採取に成功。凍結保存した精子は不妊クリニックへ郵送され、顕微授精に向けた準備が進められています。 |
「検査の結果は無精子症」に対する主治医の見解
患者様の背景
患者様は結婚後、妊活を1年間続けていたもののなかなか結果が出ず、不妊クリニックでの精液検査を受けたところ「無精子症」と診断されました。
泌尿器科的な既往歴はなく、肥満や喫煙などの生活習慣上のリスク因子も認められませんでした。
まだ20代という若さでの予想外の診断に大きなショックを受け、強い落ち込みとともに当院を受診されました。
「なんとか自分の精子を見つけたい」という強い希望をお持ちでした。
市岡理事長のコメント
若い男性が「無精子症」と診断されることは、想像以上に大きな精神的負担です。
妊活が思うように進まない中で精神的ストレスが積み重なると、前向きな判断を下すのも難しくなってしまいます。
だからこそ当院では、まず現状を丁寧に整理し、「できることがある」という事実を一緒に確認するところからスタートしています。
「検査の結果は無精子症」患者様の診断結果

当院での精密検査では、精液中に精子は確認されず、遠心分離後の沈査にも精子は認められませんでした。
両側の精巣の大きさは約8mlと、一般に成人男性の精巣体積が約15ml前後とされる基準のおよそ半分程度であり、超音波検査でも精巣萎縮が確認されました。
また、内分泌検査では下垂体ホルモン(LH・FSH)が軽度に上昇しており、これは精巣機能の低下を示唆する結果です。
これらの所見から、患者様のケースは「非閉塞性無精子症」に該当する可能性が高いと判断しました。
精子が作られていない、あるいはごく一部でしか作られていない状態であり、丁寧かつ精度の高い探索が必要な症例でした。
市岡理事長のコメント
非閉塞性無精子症の可能性が高いと判断したうえで、顕微鏡下精巣精子採取術(micro-TESE)を提案しました。
患者様の強いご希望を受け止め、不安を少しでも軽減できるよう、手術の進め方や術後の経過観察、費用のことまで丁寧に説明しました。
当院では日帰り手術が可能な体制を整えているため、入院の必要がなく、仕事や生活への影響を最小限に抑えながら治療に取り組めることも安心材料のひとつになったかと思います。
「検査の結果は無精子症」患者様の治療計画

非閉塞性無精子症が疑われた本症例では、精巣内で精子がまったく作られていないか、ごく一部にしか存在しない可能性がありました。
そのため、精巣組織全体を網羅的に探索し、精子が作られている可能性のある「良好な精細管」を丁寧に探し出す必要があると判断しました。
当院独自の術式【顕微鏡下精巣精子採取術(micro-TESE)】
精巣より直接、造精機能が残存している部分を摘出
当院で行っている「顕微鏡下精巣精子採取術(micro-TESE)」は、顕微鏡下で精細管を詳細に評価できるよう独自に開発された術式です。
広範囲にわたって組織を丁寧に観察しながら、精子を見つけ出す可能性を最大限に高める設計となっており、今回のケースにおいて最も適した治療法であると判断しました。
▶ 顕微鏡下精巣精子採取術(micro-TESE)についての詳細はこちら
実際の治療の流れ

1. 来院と説明・検査
初診時には、触診や超音波による身体検査を行い、同日に内分泌ホルモン検査および染色体異常を含む血液検査を実施しました。
また、精液検査も改めて行い、他院の診断どおり無精子症であることを確認しました。
診断結果をもとに、精巣の状態やホルモン値から非閉塞性無精子症の可能性が高いと判断。
顕微鏡下精巣精子採取術(micro-TESE)の必要性とその内容について、患者様ご夫婦に丁寧にご説明しました。
患者様と奥様で相談の上、治療方針に同意され、手術日を決定しました。
2. 手術の実施
手術は局所麻酔下にて左右の精巣にそれぞれ小さな切開を加え、顕微鏡を使用して精巣内の精細管(精子が作られる組織)を詳細に観察しました。特に「非閉塞性無精子症」の場合、精巣全体の精子産生能は低いものの、ごく一部に限って精子を形成しているエリアが存在することがあります。
そのため、術者の経験と技術を活かして、慎重に精細管の状態を見極める必要があります。
今回のケースでは、右精巣内に比較的発育の良い精細管が確認され、そこから精巣組織を一部採取。
その場で顕微鏡による確認を行い、精子の存在を確認することができました。
採取された精子は即日で凍結保存され、今後の顕微授精(ICSI)に備えた準備が進められています。
3. 休憩・経過確認
手術後は短時間院内で安静にしていただき、術部の状態や体調の確認を行いました。
特に大きな問題はなく、軽度の痛みや腫れが見られる程度で、術後の説明と共に当日のご帰宅となりました。
精子が採取できたことをお伝えした際、患者様は非常に安堵されたご様子で、笑顔で「本当に嬉しいです」と喜びを言葉にされていました。
術後の注意点
- 翌日に大事なご予定のない日を選んで手術を受けていただくことをおすすめします。
- 1週間はスポーツなどの激しい運動は控えてください。
- 入浴は翌日から1週間はシャワーのみにしていただきます。
- 1週間後の受診で創部の治癒を確認できれば、湯船に浸かることが可能です。
術後のフォローアップ

術後は、定期的に診察を行い、傷の治癒状況やホルモンバランスの変化を丁寧に確認していきます。
採取した精子はその場で凍結保存され、奥様が通院されている不妊クリニックへ郵送されました。今後は顕微授精(ICSI)に向けた治療が進められる予定です。
必要に応じて、術後の生活指導やホルモン補充療法の提案も行っていきます。
患者様の心境
手術に踏み切るまでには、「本当に精子が見つかるのか」という強い不安があった一方で、「今できることは全部試してみたい」という前向きな気持ちも感じられました。
無精子症と診断された時のショックから立ち直るには大きなエネルギーが必要でしたが、「諦めたくない」「妻のためにも希望を持ちたい」という思いが、治療に向かう強い原動力となっていました。
「検査の結果は無精子症」患者様の治療結果

術前の状態
- 精液検査では精子が確認されず、「無精子症」と診断
- 染色体には異常が見られなかったものの、下垂体ホルモン(LH・FSH)の軽度上昇や精巣萎縮などから、精巣機能の低下が示唆された
- 明確な原因がつかみにくく、今後の妊活の見通しが立たないことに強い不安を抱えておられた
- ご本人はもちろん、奥様にも精神的負担がかかり、妊活を前に進められずにいた
術後の状態
- 顕微鏡下精巣精子採取術により、右精巣の一部から精子の採取に成功
- 採取した精子は即日で凍結保存し、奥様が通院中の不妊クリニックへ連携
- 現在は、顕微授精(ICSI)による妊娠に向けた治療ステップに進んでいる
成果と今後の展望
無精子症と診断された場合、「まずは精子を見つけること」が最大の壁となります。
今回の症例では、その壁を乗り越えられたことで、ご夫婦にとって新たな選択肢と希望が生まれました。
この先の顕微授精での妊娠の可能性が大きく開けたことに加え、精神的なプレッシャーが少しずつ軽減されたことも、治療の大きな成果と言えます。
「検査の結果は無精子症」症例のまとめ
患者様が得られた3つの大きな変化

「精子が見つかった」ことで妊活に新たな選択肢が生まれた
無精子症と診断された当初、「自分には子どもができないかもしれない」という深い不安に包まれていた患者様。しかし、顕微鏡下での精子採取に成功したことで、顕微授精による妊娠という現実的な選択肢が生まれました。
“まず精子が見つかるかどうか“という第一関門を超えたことが、ご夫婦にとって大きな転機となりました。
治療のプロセスを通じて、夫婦の絆が深まった
原因が特定できなかった段階では、お互いに戸惑いや葛藤もあったそうですが、診断・治療方針を共有するなかで、夫婦で支え合う力が強くなっていった様子が伺えます。
「諦めたくない」という想いが共通言語となり、不妊治療を二人三脚で乗り越えるきっかけとなりました。
「行動すること」で不安から希望へと心が変化
無精子症という重い診断を受けた直後は、患者様ご本人も大きく落ち込まれていました。
しかし、「自分の精子で子どもを持ちたい」という前向きな気持ちを原動力に、検査・手術という一歩を踏み出したことが、結果的に状況を大きく変えることになりました。
最も大きな変化は、“不安”が“希望”に置き換わったことだったのかもしれません。
市岡理事長からのメッセージ
「無精子症」は決して珍しい病気ではありませんが、若い方にとっては強いショックとなりやすく、一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。
今回の患者様も当初は深く落ち込まれていましたが、丁寧な診断と手術によって、「まず精子を見つける」という大きな一歩を踏み出されました。
私たちは、医学的な可能性だけでなく、心のケアにも寄り添うことを大切にしています。
悩みや不安がある方は、どうかひとりで抱え込まずにご相談ください。
この症例から学べること
早期の相談がカギになる
無精子症は、早い段階で専門的な検査を受けることで適切な治療につながります。
「悩んでいる時間」を「進める時間」に変えることが大切です。
“出発点”を見つけることがゴールへの第一歩
精子が1つでも見つかれば、顕微授精などの治療選択肢が大きく広がります。
まずは“希望の可能性”を探すことが重要です。
夫婦で一緒に向き合うことの大切さ
男性側の診断・治療でも、パートナーとの協力と支えが治療のモチベーションになります。
2人で前に進む姿勢が、良い結果につながる鍵です。
次に一歩を踏み出したい方へ
「無精子症」と診断されても、すべてを諦める必要はありません。
技術の進歩と的確な判断によって、可能性は大きく広がっています。
当院では、日帰り手術や最新の顕微鏡技術を駆使し、患者様一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。
私たちはあなたの未来の可能性を一緒に切り拓きます。