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診療案内

パイプカット手術(両側精管切断術)

パイプカット手術(両側精管切断術)は、将来的に挙児(お子様)を希望されない男性を対象とした、永続的な避妊を目的とする日帰り手術です。
精子は睾丸(精巣)で作られた後、「精管」という管を通って精嚢(せいのう)に運ばれ蓄えられます。パイプカットはこの精管を切断・処理することで、射精時に精液中へ精子が出ないようにする治療です。
当院では、泌尿器科専門医・生殖医療専門医の手により、安全面とプライバシーに万全の配慮をした日帰り手術を行っています。

手術の流れと術後の生活

局所麻酔を用いて行うため、お身体への負担が少なく、手術当日にご帰宅いただけます。

手術手順(所要時間:約1時間半)

1陰嚢部分に丁寧な局所麻酔を行います

局所麻酔ですので、手術中の痛みに配慮した治療を行っています。

2陰嚢の皮膚を左右それぞれ約2cm切開します

陰嚢の皮膚を左右それぞれ約2cm切開します

3精管を切断し、再開通防止の処理を行います

切開口から左右の精管を捉え、切断および再開通防止の処理を確実に行います(傷口は左右2箇所となります)。

術後の経過と生活の目安

手術当日 入浴(湯船・シャワーともに)はお控えください。
翌日〜 シャワー浴が可能です。
約1週間後 経過観察のためご来院いただきます。
傷口の確認を行い、問題がなければ湯船への入浴が可能となります。

【重要】ご予約前に必ずご確認ください(注意事項・同意事項)

パイプカット手術をご検討される方は、事前に以下の2点について十分なご理解とパートナー様とのご相談が必要です。

手術直後は即座に避妊解除できません(残存精子について)

精管を切断しても、精嚢や精路にはすでに作られた精子が蓄えられています。そのため、手術直後の精液中にはまだ精子が残っており、すぐに避妊を解除することはできません。

  • 精液検査の実施:術後、定期的に精液検査を行い、精液中に精子が完全に入っていないことを確認します。
  • 検査時のご確認:当院では、顕微鏡モニター画面で「精子が存在しないこと」を患者様ご自身にも一緒にご確認いただいています。
  • 医師の許可:担当医から「避妊解除」の許可が出るまでは、性交渉の際に必ず従来の避妊を行ってください。
  • ※貯蔵された残存精子を排出させるため、術後の射精行為自体は問題ありません。

手術の不可逆性(二度と復元できない覚悟が必要です)

稀に切断した精管が自然に再開通(再結合)してしまう症例が報告されているため、当院では再開通防止のための高度な各種処置(断端処理等)を徹底して行っております。 そのため、手術後に「もう一度精管をつなぎ直してほしい(再接合手術)」というご要望には基本的にお応えできません。

  • ご受診前にパートナー様と十分にお話し合いいただき、「二度と精管はつながらない」という覚悟と同意の上で手術をお選びください。
  • ※万が一、術後に挙児を希望されることになった場合は、精巣から直接精子を採取する手術(TESE)を行い、体外受精(顕微授精)を目指す方法に限られます(精巣内に正常な精子が存在する場合に限ります)。