日帰り精索静脈瘤の手術 | いちおか泌尿器科クリニック - 京都市中京区 烏丸御池駅近くの泌尿器科

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当院の日帰り精索静脈瘤の手術について

当院では毎週土曜日、精索静脈瘤に対する日帰り手術を行っています。概略をご説明いたします。

精索静脈瘤の悪影響

精索静脈瘤の精巣に対する悪影響は徐々に蓄積していくと考えられています。

若い頃は精液所見が正常であった方でも、年齢が進むにつれて徐々に悪化することがあります。二人目の子供ができにくい、と来院される方に精索静脈瘤が多く見られるのはこのためだと言われています。

手術の効果

重症の精索静脈瘤の場合、手術療法により精液所見の改善が期待できます。

かつては、ごく軽度の精索静脈瘤でも手術をしていた時代がありました。当時のデータを検証してみたところ、重症の静脈瘤である程、手術後に改善する確率が高まることがわかりました。自身の過去のデータをまとめてみますと、重症の静脈瘤(グレード3)で80%、中等度の静脈瘤(グレード2)で50%の患者さんに術後の精液に改善が見られました。

手術をお勧めする理由、お勧めしない理由

全国的に見て、この手術は入院にて行っている施設がほとんどのようですが、当院では日帰り手術で行っています。局所麻酔の手術で1.5時間程度にて終わり、休憩時間を含めても3-4時間後には歩いて帰ることができます。痛みもほとんどなく、比較的楽な手術と言えます。必ずしも精液所見に改善がみられるとは限らないことを理由に、手術を受けることに躊躇される方がおられますが、比較的楽な手術に80%の確率で精液が改善するのであれば、積極的に手術を考慮してもいいと思います。

逆に軽度の静脈瘤(グレード1以下)の場合では、過去のデータ分析からも精液所見がほとんど改善しないことが判明しています。現在では軽度の静脈瘤の場合は手術をお勧めしていません。中等度の精索静脈瘤(グレード2)の場合や、血液検査に他の異常がみられるような場合では、手術をするかどうか慎重に判断する必要があります。

手術の実際

手術の様子

院長の市岡と、京大病院の医師の二人で手術を行います。ほぼ毎週土曜日に手術を行っていますので、かなり熟練したメンバーで手術を行っていると言えます。

局所麻酔の注射をしたのち、下腹部に約2.5cmの切開を入れます。そこから血管の束(精索)を体表近くに引き上げてきて、手術用の顕微鏡をセッティングします。局所麻酔法には少々のコツがあるのですが、タイミングよく追加していくことにより、ほとんど痛みを感じることはありません。

顕微鏡では20-30倍の拡大視野になりますので、静脈と動脈、リンパ管などを区別することができます。静脈だけを選り分けて切断します。

縫合は体内で溶ける糸を使用し、結び目が傷口の中に入り込むようにしますので、抜糸は必要ありません。

手術後の注意点

念のため、翌日曜日に大事な用事のない土曜日を選ばれることをお勧めしています。月曜日からは通常通りにお仕事をしていただけます。一週間はスポーツを控えて下さい。入浴は、翌日から一週間はシャワーにしていただきます。一週間後に受診していただき、傷口が完全に治っていることを確認した後に、お風呂に浸かって頂いています。

手術後の万が一に備えて、院長直通の電話番号をお渡しします。しかしながら、実際にお電話を頂いたことはほとんどありません。

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